ブリーダー
ペット用の犬や猫、もしくは牛や馬などの産業動物の繁殖を行う仕事、ブリーダー。
優良なブリーダーを通じて最愛のペットと出会うことができた、という飼い主がいる一方で、生産性や効率だけを重視した悪徳なブリーダーも後を絶たず、関係者を嘆かせています。
また、インターネットを利用したペット通販では、事前に個体を確認しにくいため、悪徳業者との間でトラブルになるケースもあります。
海外、特に動物愛護に対する意識が高いヨーロッパにおいては、動物の飼育や繁殖に関する法律が厳しく整備されているところも多く、このような悪徳なブリーダーは営業することはできません。
ペットの飼育率ではヨーロッパやアメリカ並みの数字を誇る日本ですが、ペットの遺棄や虐待、保健所による動物の殺処分が後を絶たないなど、動物愛護のための精神や法律はまだまだ十分とは言えません。
動物の権利を守るためにも、ブリーダーを利用する際は優良で信用のおけるところを選ぶようにしましょう。
ブリーダーについての説明です
ブリーダーは犬や猫などの動物を繁殖させたり、改良したりする仕事に従事している人のことです。
日本では主に、ペットとして販売する犬や猫を繁殖している人のことを指します。
一般的には、家畜などの産業動物を繁殖する人や、競走馬を育成する人もブリーダーといいます。
犬の場合は、１匹から数匹程度の繁殖を行う家庭的なブリーダーから、会社組織で大規模な繁殖を行う人々までさまざまです。
現在では、このような繁殖を行う業者と実際に犬を購入する消費者の間を仲介して、子犬を販売するペット通販なる業者も存在して、ペット業界も複雑になってきています。
これらの業者では、同じ種類の健康な犬を交配させ子犬を産ませたり、よい血統の違う種類の犬を交配させ新しい種類の犬を産ませて販売したりする業者もあります。
また、子犬に対して予防接種や、しつけをほどこしたりする業者もいます。
よい血統の犬を育て、展示会での入賞を狙ったり、異なる品種の犬を掛け合わせて新しい犬種を作って、高額で販売するなど、いろいろな業者が乱立しています。
品種の掛け合わせは、自然な行為ではないため、自然に適応できないような犬が生まれることもあり、動物が本来持っている性質を変質させるなどの問題点が指摘されています。
その一方で、珍しい犬種は高額で取引されることになり、こうした危うい行為を行う業者の乱立を引き起こしています。
こうした業者の中には、不適切な環境での飼育や、虐待を行うなどの問題点も指摘されています。
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最終更新日:2021/3/17
